今回は高校時代からの友人苗子さんと彼女の仲間のジャンピエールさんの二人が主催して還暦祝いのパーティを開くというので、夫と二人馳せ参じました。車で片道5時間、本当にこのパーティに出席してトンボ帰りしたのですが、特別な二日間になりました。
集まった人たちは演劇や芸術関係の仕事をしている人が多く、気さくで楽しい会話が延々と夜更けまで続き、その合間にシャンペンにワイン、手作りのお料理の数々、刺激的でした。(といっても私にはフランス語のおしゃべりは皆目分かりませんが。)
苗子さんは20代で単身フランスに渡り、フランス人男性と結婚して、フランス語の社会で人生の半分以上を送って来たことになります。ご主人のジャンフランソワさんは日本語を話し、とても日本的なところのある人で、私は彼がフランス人だということをほとんど忘れています。
その二人とジャンピエールさん夫妻を中心に、集まった70名近くのほとんどがフランス人で、ほかに日本人とドイツ人という構成のこのパーティは、一言で言えば国際的ということなのですが、私には苗子さんが架け橋となって異なる文化が融け合っている、不思議な具合に重なり合っている、そう思えました。