2012年3月17日土曜日

また引っ越しました

デジレーのB&Bでの暮らしにそろそろ飽きてきたなあ、電子レンジ料理だけでは、味気ない、もう少し食事の楽しみを支度の段階から味わいたいな、そんな思いが募り、思い切ってホリデーハウスを探してみることにしました。昨年二ヶ月ほどお世話になったマリーンのホリデーハウスのような居心地のよい家を、しかも予算内で探すことにしました。貸別荘のサイトとかキャンプ場のサイトなどあれこれ探して、やっと見つけました。Farmer's camping site、という表示に半信半疑でしたが、これが立派な「家」なのです。リビングダイニングキッチンは20畳ほど、ベッドルームは一階に二部屋、二階に一部屋、合計6名泊まれます。酪農家だったオーナーが牛の飼育をやめた後、キャンピングサイトの運営とホリデーハウスとしてのこの家を管理。住むのに必要な設備や什器は全て備え付けなので、ホテル住まいよりもずっと快適です。しかも一泊あたり50ユーロ。長期滞在の家探しをするよりもこちらの方が結果的に安上がりになりそうです。

リビングルームの窓を開け放すとそのまま開放的な庭に出られます。夏場だったら毎日のようにバーベキューだろうな。周辺は本当に何もない、牧場だか畑だか、はたまた単なる空き地なのか、視界を遮るものは何もないような場所、動くものといえば、のんびり草を食む羊や馬、休暇でぼーっとしたい人には本当にぴったりの場所です。


いつも思うことですが、人口密度でいえばオランダは世界第3位、日本の第4位の上を行く国という位置づけになっているけれど、この広さは何だろう。アムステルダムなどの都会(と呼べる規模でもないような気がしますが)でも一歩町を出ると空間の広がり、空の広がりは開放的。国土全体が平らでまんべんなく人が住める土地のオランダ、人が住むには厳しい山岳地帯を国土の大半が占めているため、実際の人口集中とかけ離れた数字になってしまう日本と、比較する方が間違っているのかもしれません。

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