2012年7月8日日曜日

墓地にオランダ人の個性を見る

オランダと私の縁は初めての夫の赴任地トルコに向かった36年前に始まります。
9ヶ月の息子を連れて、アムステルダム、イスタンブールで乗り換えてたどり着いたアンカラ。それ以来、関係なさそうで関係あるというオランダ。父が最初に海外進出の足がかりにしたのもオランダの会社でした。オーナーのS氏とは2年前に亡くなるまでつかず離れずの長いおつきあいでした。
そのS氏の伝で知り合ったネリーさん。先日一緒にS氏のお墓参りに行きました。


場所はオランダでも有数のお屋敷町Blaricum。墓地は家並みが無くなった町外れで、ネリーさんが「山」と呼ぶ森林地帯です。「山」はこの墓地の裏手、ほんの2,3メートルの高低差なのですが。
一つ一つのお墓は同じような広さの区画が並び、それぞれ工夫して故人を偲ぶ趣向を凝らしています。普段から生活のあらゆる面で自分らしさを発揮することに生き甲斐を感じているオランダ人らしいお墓デザインだと感心させられます。