2012年12月27日木曜日

煌めきを増す東京の夜景

一年で夜がもっとも長い日、冬至も過ぎました。
後は明るくなる一方、気持ちも前向きになるような気がします。


「日没が一番早い日」ではない 冬至めぐる意外な事実
気象予報士 伊藤みゆき 2012/12/21 6:30 日経新聞

 2012年~2013年にかけて、日の入りが最も早くなるのは、札幌は12月初め~半ばで16時ちょうど、東京は11月末~12月上旬で16時28分、福岡は11月末~12月上旬で17時10分。日の出が最も遅くなるのは、札幌が12月末~1月上旬の7時6分、東京は1月上旬の6時51分、福岡は1月前半の7時23分です。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2001W_Q2A221C1000000/











こんな記事を読むと意外ですが、秋から冬へ向かう時期の「あら、もう真っ暗、日が暮れるのが早くなった」という実感が当たっていたのだと合点が行きました。

オランダにいると、冬のイメージは概して「暗い」のですが、クリスマス前後の電飾の華やかさは暗いからこそせめて灯りを点して滅入る気分を明るくしようと人々が心を砕いてきた為か、町のあちらこちらでそれぞれ意匠を凝らしたイルミネーションが見る者を楽しませてくれました。

その電飾の楽しみが今や日本でも大層な広がりを見せているようです。LEDの普及も一役買っているのでしょうか。
個人の庭先に飾り付けする風習はそれほど見ませんが、人が集まる場所はこぞってキラキラとなんと美しいこと。

みなさま、どうぞよいお年を!










2012年12月16日日曜日

時間がないまま、今年も終わりそう。。。

すっかりご無沙汰しました。

日本に戻って来て、この夏を何とか乗り切り、これで日本の風土にもなれそうかな、日本の麗しい秋を堪能できるかなとちょっと油断したら、ひどい風邪を引きました。長引きました。何が辛いのかわからないけれど、とにかく普通ではないのです。体がSOS信号を発しているのがわかりました。

先ほど、半年も前に書きかけだった記事を遅まきながら投稿しました。アムステルダムというタイトルですが、内容はアムステルダムにある書店で見つけたオンデマンド製本機。日本にもあるそうなので、試してみたいものです。

あちらこちらでクリスマスイルミネーションが暗く寒々しい冬に彩りを添えています。こういう楽しみ方がますます増えると嬉しいです。ジングルベルの大音響とかメリークリスマス!と意味もなく祝ってみるより、灯りの美しさを静かに楽しめる方が素敵だと思います。

アムステルダム

アムステルダムのAmerican Book CenterにEspresso Book Machineという製本機があるというので、はるばる1時間半かけて行ってきました。表紙用の厚手の紙にEpsonのインクジェットプリンターから出力、中身はKyoceraのプリンターで両面印刷、今回は200ページ程度、それらが束ねられ、糊付され、三面を断裁、ハイ出来上がり。所要時間約10分。マイブックが目の前で出来上がる、というのも嬉しいし、out of print(廃版)になった本も手にすることができる。(ISBN番号とか本の題名、著者が分れば検索可能)

私には夢のような話です。
今まで「本」の印刷は手の届かない場所で、私が欲しいか欲しくないかに無関係に行われていたのに、これからは目の前で、欲しい本が10分待つだけで手に入るのですから。

このEspresso Book Machine はアメリカに43台、ヨーロッパではここアムステルダムとハーグに一台ずつ、まだそれほど活発に利用されている様子はありませんでしたが、期待で来ますね。

また、仕事柄、会社の誇る全自動ラミネータがこういった製本の過程で使われる機会を探しだすヒントになればと言う気持ちもありました。このシステム、日本でも三省堂が導入したそうです。(2012年6月)

http://www.books-sanseido.co.jp/event/promo_20100802.html