2015年9月30日水曜日

今度こそ、本当にこの国をこの人から取り戻さないと。。。

今年の1月に「この国をこの人から取り戻す- ヒューマンチェーン女の平和」と題して以下の内容で書いた。

このままだと私たちの暮らしや夫たち子供たちの命が危ない。女の直感というのだろうか、命を生み育む「性」はこの国の行く末に言い知れぬ危機感を持っているのだ。今日はそれを約7,000人の女性たちが赤い色を着て集まり、国会議事堂を囲んだ。

あれから8ヶ月、私たちの言い知れぬ不安は現実のものとなってしまった。

卑怯な手段で人々を騙して、しかも私たちがどんなにあがいても逃げられないように、あらゆる方向から様々な法律改定でじわりじわりと網を絞り込むようなやり方だ。
今回の戦争法案だけではない、数え上げたらきりがないほど人々の暮らしは悪くなっていると思う。今後、TPPが批准され、マイナンバーで自由を奪われたらおしまいだ。

今回の安全保障関連法案賛成派は、武器を輸出し、武器を使って自衛隊が海外で活動することに何の疑問も持たない。例えば、安倍首相の国連でのPKOに積極的に貢献できるようになったという演説を聞いて、それは素晴らしくいいことだと考えるだろう。駆け付け警護が可能となり、敵を「排除」できるという。「反撃」ではなく、「排除」だという。敵を攻撃して打ち破るのではなく、ただ排除するだけなので、それは自衛権なのだという。そうかもしれないが、戦争はどんな小さなことでも始まってしまったら、容易に収められない。敵は必ず復習しようとする。つまり、エンドレスなのだ。仮に物理的に戦いが終わったとしても、怨念は残る。日本人はあっさり忘れ去ることができるが、他国の人たちは、「決して忘れない」ことを良しとする。だから、絶対に戦争はやってはいけないのだ。何としても平和的手段で、話し合って紛争を解決しなくてはならないのだ。

仮に安倍首相の国連スピーチが多くの国から賛同を得たとしても、(大概は社交辞令なのかもしれないとも思う)、それは、彼らはそれしか知らないからだ。戦争をするのが前提だからだ。私たちが平和主義、非武装主義とか言っても、それは無理でしょう、おめでたい人たちだ、と思われるかもしれない。しかしそれは憲法9条の崇高な理念を持った国が過去になかったからというだけなのだ。やってみたことある国はないのだから、すぐには理解してもらえるわけがないのだ。それでも、私たちは何としても、戦わないことを世界に宣言し続けなければならないのだ。

 

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