2016年5月18日水曜日

北杜市の太陽光パネル乱立

山梨県北杜市。北に八ヶ岳連峰、南西に甲斐駒ケ岳をはじめとする南アルプス、日本で一番日照時間が長いこの一帯は今まさにその日照を目当てに太陽光発電のためのソーラーパネルが雨後のタケノコとごとく猛烈に増えている。
http://hokutonetwork.jimdo.com/
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北杜市だけで約4000件の申請。現在1000箇所がすでに出来上がっているとのこと。今後この3倍近い数が乱立する。この辺り一帯の美しい風景を象徴する森林を伐採してパネルを並べたら景観を損なうこと甚だしく、しかも50kw以下の    発電には高電圧設備が必要ない代わりに電信柱がずらっと並ぶ。また、パネルに反射する光がまぶしく、道路脇のパネルは車の運転にも差し障る。公式には気温は変わらないとされているが、実際には周囲は熱くなり、夏場の涼しさを求めて来る人々にはまったくありがたくない。住環境の良さに惹かれて移り住んできた人たちにとって、これでは何のために移住してきたのかわからない。

農家が畑をパネル並べて発電して売電する方が畑をやっていくより断然「儲かる」という構図も見えてきた。

景観計画の条例化が決まったと聞くが、ここまで進んでしまった乱開発がどのような成り行きになるのか、今後も注目していきたい。


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