2012年6月22日金曜日

2012年6月15日金曜日

オレンジ色の国

4月30日はオレンジ色が町中にあふれる日。女王陛下の誕生日を祝う日で、王室カラー、オランダ王国父祖オレンジ公ウイリアムにちなんだオレンジ色が町中にあふれます。
でも、オレンジ色がもっともっと人々に愛されているのはオランダ代表サッカーチームが国際試合に出場する時かもしれません。UEFA欧州カップとワールドカップ開催期間中はオレンジ色が街にあふれます。

町中がオレンジになるには、オランダチームはどうしても試合を勝ち進んで行かなければならず、欧州カップ2012はどうもオレンジ色がしおれて見えます。6月13日現在2戦全敗なのですから。

2年前のワールドカップの時は、下馬評に反してオランダはどんどん勝ち進み、とうとうスペインとの決勝まで勝ち上がりました。その時のオランダは、サッカーの話題で持ち切りでした。(スペインに負けた翌朝はがらっと変わってだれもこの話題を口にせず、この試合そのものが「なかったこと」になってしまったのでした)

たかがサッカーの試合、されどサッカー。こんなに皆で盛り上がれる年中行事なんて他にはないのでは?







2012年6月9日土曜日

DesireeのB&Bに戻りました

都合6週間のホリデーハウス長期滞在を切り上げて元の古巣に戻ってきました。オーナーのデジレーはレストランの経営がますます忙しくてほとんど家にいないので、まるで自分たちの家に戻ったかのような、気楽な入居でした。いつものようにデジレーのセンスで活けられた庭の花が出迎えてくれました。

ここに後どのくらいいることになるのか、先の計画が全く立たない状況での滞在ですが、最高の季節、心地よい空間で、気分良く過ごしたいと思います。

2012年6月5日火曜日

リスがこんなに近くまで...

先日の「リスがやって来た」のあと、リスはさらに近づいてきました。しかも窓の内側に私たちがいても警戒する様子もなく、エサをむさぼっています。

リスがやって来た!第2弾













2012年6月3日日曜日

今日は雨

雨の日曜日、朝寝坊とモーニングコーヒーと。
久しぶりに休暇っぽい週末の一日です。






iPhoneから送信

オランダの森から

しばらく前からここBospark de Bikkels (ビッケルス森林公園とでも呼ぶことに)内のバンガローで暮らしています。これまでB&Bなどの個人の家に間借りすることしか考えていなかったのですが、休暇を過ごすための家というのがあちらこちらに点在することを知り、探してみたところ、これは素敵、一戸建てでしかも林の中、鳥の声はひっきりなしに聞こえ、リスやウサギが近くにやってきます。時にはシカの姿も。

リスがやって来た!

森林公園というだけあって、人里離れており、周辺には何もありません。ミニマーケットとレストランが併設されているので、まあそれほど困ることはありませんが、今一番困っているのはインターネットです。有料のWifiのみで、しかも電波が弱いのか、毎回接続に苦労しています。休暇なら雑事を忘れついでにネット環境のないことを楽しむことに気持ちを切り替えればよいのですが、こちらは「休暇の家で仕事」しているのでそうも行きません。

もともとオランダのこの地域はアムステルダムなどの都市と違って人口集中からはほど遠く、ネット環境は一般的に劣悪です。テレビでは盛んにプロバイダーの宣伝をやっています。まだまだこれからなんでしょうね。





2012年5月13日日曜日

北京にて



4月下旬、84歳になった母のお伴で北京まで行きました。2005年の前回訪問は3月末の猛烈な寒気しか印象に残っていません。たった一ヶ月の違いですが、北京の天候は暑くもなく寒くもなく。そこで目にした光景は、2008年の北京オリンピック開催がもたらした近代化と車社会がもたらしたスモッグでかすんだ空。北京首都空港を始め、オリンピックメインスタジアム「鳥の巣」とその周辺の巨大な建築群、ユニクロの美しい建物とスターバックス、そして若者の街『西単』、どこも規模の大きなモダンな街並みで、そこに大勢の人々が行き交い、まさに中国の活力を目の当たりにしました。

その反面、FacebookやTwitter、YouTube、Googleなど御法度で、この規制が如何に不自由なことなのか、実際に体験して初めてわかりました。ネットがインターネットとして全世界を駆け巡っているにも関わらず、それへのアクセスが制限される。国が変わると得られる情報が異なることはほぼ当たり前のようにどこにでもあることかもしれません。ただ、日本にいるとそれをあまり意識しないで済んでしまいます。どんな情報でも得ようと思えば手に入れることができる日本。そうなると、今度は中国とは反対にあふれかえる情報の中でややもすると消化不良を起こして、何が本当に必要な情報なのか分らなくなりそうです。

また、中国の場合とは異なりますが、ここオランダに住んで英語や日本語で得られる情報はほとんど限られています。そうするとどんなに情報そのものが各メディアを通してふんだんにあったとしても理解できなければその情報は存在しないのと同じです。中国と違って情報はそこにあるのに使えないというまた別の不自由な状況がそこにあります。最近のインターネットサイトの自動翻訳技術の進歩は理解の足しにはなるものの不十分な翻訳は弊害も多く、情報管制なしの情報の限定であることには変わりありません。

情報とどう向き合うのか、ほんの少し真剣に考えた数日間でした。